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男のロマンについて

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藤沢のとあるショッピングモールで
お茶をしばいていたところ、
目の前の障害者用駐車スペースに
一台の古いキャデラックが停まった。

どんなワルが出てくるのかと思ったら、
左側の運転席から降りてきたのは、
歳は70代後半くらいだけど、
わりとしっかりとした足取りの
丹波哲郎似の男性。成金のオイニーが少々。
「オタク、お元気じゃないスか。」
なんて心の中でツブヤキながら、
彼の行動をぼんやりと眺めていた。

バカデカいサングラスに、
水色のストライプのYシャツ、
白いスラックスとデッキシューズといった、
その年齢にしてはスタイリッシュな男性は、
トランクからストライプのジャケットを取り出し、
おもむろに羽織り、襟を正す。
ストライプ ON ストライプ。
胸ポケットには紺色のハンカチーフ。
お洒落だなぁ。粋Zだ。

次にトランクから取り出したのは、車椅子。
慣れた手つきで車椅子を広げ、助手席のドアを開けた。
手を差しのべた先には、ひとりの女性が
「もうヤダわよ〜。」なんつって降りたがらない。
「しょうがないなぁ、お前。」
そんな感じの会話が聞こえてきた。
引っぱり出てきたのは、男性と同じくらいの年齢の
奥さんと思われる白髪の女性。
彼女は歳なりの身体の動きをしているけれど、
これまたやたらとデカいサングラスに
白いシャツとスラックスに黒いニットという
服装はシャンとしていて、お洒落さん。
足が不自由なようだった。
男性は奥さんを車椅子に座らせ、
楽な姿勢にしてあげた。
そして、奥さんのシャツの襟を正し、
二人はモールの中へと消えて行ったのだった。

結局、ジーーッと釘付けになってしまっていた。
おそらく、若い頃は湘南あたりをブイブイ言わせてた
イケイケなカップルだったんだろうなぁ。
なんて勝手な想像をしてしまう。

ロマンだなぁ。愛だなぁ。
“美しい”以外の言葉が見つからない。

そんな一日の締めくくりは、
偶然にもO氏開講の『男塾』。
なぜか塾生に認定されている。WHY。
『池波正太郎部』にも誘われたけど、断った。
O氏を含む3人の三十路男子が
“男のロマン”と“粋”について
しゃべり場するのをずっと聞かされた。

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